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読書感想ブログ

「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由(ワケ) 汐街コナ・ゆうきゆう

頑張りすぎてしまう人

まだまだ頑張れると思っているのになんだか疲れてる人

どこまで頑張ればいいのかわからなくなっている人に

 

 

「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由(ワケ)

「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由(ワケ)

 

テーマは重いけど、漫画→解説→漫画という構成なのであっさり読めます。

 

 「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由(ワケ)

もともとゆうきゆう先生の著書が好きで(最近の漫画で描かれたシリーズは読んでないのですが…)この本も監修がゆうきゆう先生だったので気にはなっていました。

 

けれども漫画の方の著者の方が「うっかり自殺しかけた」という体験は本当に過酷で、申し訳ないがこれを読んだ際に思った感想は

「これくらい追い込まれてる人は確かに常人であっても精神おかしくなるわ…」という納得感であり同時に「これくらい頑張らないと鬱になっちゃダメだよね…」という意味不明の劣等感でした。

 

ですのでこの本は「普段は精神科や心療内科とは全く無縁で、無縁だからこそ自分の精神状態の悪化に気づけない人に対して警鐘を鳴らす」という内容となっているのでもともと心が弱く普段から精神的に追い詰められやすい体質の人向けではないかなと思いました。ゆうき先生の解説は全般的な「追い詰められた人」に宛てられていますが、漫画の方はとにかく全編に渡って「過労死するくらいなら逃げろ」というメッセージで一貫しています。

 

普段健康だからこそ、精神的に追い詰められるという事の意味が解らない人っていると思います。身体的な怪我と違って、心の怪我は認識が難しい人もいるのは事実なので。

そういった人たちに対して「頑張りすぎないで」と伝える内容となっています。