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読書感想ブログ

「宇宙までまるわかり!素粒子の世界」秋本祐希・洋泉社

可愛い擬人化された2等身キャラの挿絵イラストまで著者ご本人が書かれている素晴らしいサイエンス入門書。 

素粒子の世界

素粒子の世界

 

「宇宙までまるわかり!素粒子の世界」秋本祐希

 

タイトル通り素粒子の本です。

 

1章の「素粒子とは」で素粒子の本当に基本的な所の説明がされるのですが、丁寧にわかりやすく、そして可愛く説明してくれているのでその後の章がとても読み易くなります。

 

イラストがとにかく可愛いだけじゃなくてわかりやすいのが素人にはとっても嬉しいです。そして可愛い(2回言う)

 

科学読本は当たり前ですが著者が専門家であることが多いため、十何年もそれを専門に研究してきた方々の「わかりやすさ」と、全くのど素人の「わかりやすさ」は結構乖離があるのではないかなと思うのです。

 

何て言うのかな、専門家からすると知っていて当然で、敢えて説明する方が失礼みたいなレベルの話でも、素人には漠然としかわかっていない所とかってあると思うんです。

ってそんなん私だけかな……∃ヨヨョョ。+゚(ノД`)゚+。ョョヨヨ∃

 

この本は「宇宙までまるわかり!」にする為にまず初歩の初歩から丁寧に説明してくれて、その後に宇宙と素粒子の関係、ダークマターダークエネルギーのお話、超弦(ひも)理論、重力波そして最後は最新の研究施設までしっかり教えてくれます。

 

あとがきで知ったのですが、ブログに書かれていた記事をまとめたものだそうです。

higgstan.com

 

以下の書籍の方が新しいのでこちらも併せて読みたい。

科学は本当に日々新しい発見がされているから同じ素粒子でも新たに書かれた本の方が実際に近くていいと思う。

素粒子実験の世界

素粒子実験の世界

 

 

 

キャラクターでよくわかる 宇宙の歴史と宇宙観測

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