「話す力」イノベーションクラブ
信頼されてない人はこの本読んでも無駄ですよって序文で言っちゃう潔さが凄い( *´艸`)
『話す力』イノベーションクラブ・著(ダイヤモンド社)
こちらはイノベーションクラブBookシリーズの第2弾だそうで。
シリーズは他にも『考える力』『書く力』『聴く力』『時間力』があります。
『話す力』を含めこれら5つを「デキる人が必ずもっている『5つの基礎力』」とし、ビジネスマンのビジネススキル向上を目指すシリーズ。
- 1章「話す力」とは:「相手」と「目的」に合わせて話せる人=話し上手・他
- 2章:アクティブ・トーキング:自分の「話す力のレベルを知る」・他
- 3章:わかりやすく話せる:シンプルしかけ
- 4章:相手の反応に合わせて話し方を変えられる:相手の反応を観察しよう・他
- 5章:相手を納得・共感させられる:相手を「納得」させる話し方とは・他
といった内容になっていて、各章でいくつか出てくるシンプルしかけとは言い換えれば小技というか、心理学本とかでよく出てくる「〇〇と言ってみる」等のものです。
仕事などで人前で話す機会が多いサラリーマンや講師、営業職などは勿論、職場での意思疎通に際して指示伝達がどうも上手く行ってない気がするとかいうお悩みをお持ちの方も読んでみると良いと思います。
ただし、十分な信頼関係を周囲と密に築けている事が大前提です。(後述)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【個人的感想】
冒頭にも書きましたが、もうね、しょっぱなから、『話が通じて、内容を理解してくれたのに相手が(仕事で)言う通りに動いてくれないのはなぜか?それは信頼関係が築けていないからです!』と来た。
ほうほうなるほど!それは確かに!
・・・って思うじゃないですか。私は思いましたよ。
そしたらこの本ではなんと!
「なので信頼関係を築いてください!信頼関係を築いたら本書を読み進めて下さい!(意訳)」と来た!!!
ェエェエェエェエ(゚Д゚ノ)ノエェエェエェエェ
しょっぱなから読む気失せるよね。さすがすぎる。
だってさ、考えても見てよ。
それ言われたらさ。
ああ、そういえば、凄い拙い言い方で全然要領得ない話し方してる女子でも、みんなが一生懸命内容を理解しよう受け止めようと努力してるとこ見た事あるな…。
話し方なんて関係ないんだ。相手が理解してくれればいいんだから。
逆に、明確なもの言いする上司でも、うっざ!って思うと従う気失せるし内容理解しようとも思わないわな。
そうだよな、信頼が全てだよな…。
え、じゃあさじゃあさ。
この本いらなくね!?!?Σ(゚ロ゚;)
っていう結論に達しました。
そりゃ読む気失せるわ…。
そこまで言いきるならシリーズものなんだし、「信頼される力」とかいう本も一緒に出したら良いのにと思ってしまいました( *´艸`)
つまりそれってこういう奴か…↓↓
「元FBI捜査官が教える「心を支配する」方法」ジャック・シェーファー
突き詰めれば、「心を支配する」とは「好きになってもらい、信頼される事」に尽きる(「はじめに」より)
「元FBI捜査官が教える「心を支配する」方法」
ジャック・シェーファー/マーヴィン・カーリンズ 著(大和書房)
ただの「心を支配する方法」ではない。(元)FBI捜査官が仕事で実際に使用していたノウハウが書かれている!
・・・っていう、なんかすごいんじゃないかっていうあるあるな感覚に釣られてつい買ってしまいました( *´艸`)
内容は基本的な人心掌握術だと思います。
取り立てて目新しいものはなかった…。
- 1章:人に好かれる公式の作り方
- 2章:ひと言も話さずに、相手を見抜く
- 3章:瞬時に心をつかむ「情報コントロール術」
- 4章:人を引きつける「魅力」の法則
- 5章:相手を「思い通りに動かす」言葉の使い方
- 6章:信頼関係を築く四つの秘訣
- 7章:ネット社会の賢い泳ぎ方
という構成になっております。
内容はとてもためになるものだし、人間関係を円滑にはぐくみたい方みんなにおススメです。
《個人的感想》
4章の魅力の話で、「外見が良い人は環境も良くなるし収入も高い」とはっきり断言してくれてるのがとても小気味よかったです。「ですよね~」って感じで(自虐
あと7章で「ネットに載せたものは永久に残ると認識すべき」というのも。特に海外は実名でネットやる事が多いからこれは重要だよなと。
じゃあ別に匿名だったら良いかっていうとそうでもなく、写真1枚から持ち主を探し出した税関職員の話が載っていたりと注意喚起されています。
こういうコミュニケーションに関する本は何冊も読んでいてどれも本当に為になるのですが、身についてるかっていうとどうなんだろうなー…。トライ&エラーあるのみですね(;^ω^A